環環境境へへのの取取りり組組みみイントロダクションコミュニティとの共生働きやすい環境データCSR経営の推進環境活動環境活動海上への油流出リスクを回避した被災地ならではの防波堤工事水田地帯に配慮した潮来IC改良工事工事名:相馬港本港地区防波堤(沖)(改良)上部外工事相馬港沖防波堤は、東北大震災発生時に約9割が被災しました。その後、沖防波堤を設計を超える規模の津波でも壊滅的な被災をしない「粘り強い構造」として復旧されました。当工事は、沖防波堤をさらに近年高くなってきている波浪に対応するべく、相馬港沖防波堤上部工の嵩上げ及び消波ブロック(重量型)を主に施工する工事です。これにより、港の安全性が一層向上し、将来の災害に備える重要な役割を担います。(工期:2024年3月25日~2025年1月10日)当工事では、ソーラーハウスを沖防波堤及び相馬港第2船だまりへ設置しました。沖防波堤作業の際に、発電機を使用した場合に油流出などのリスクがありましたが、ソーラーハウスを設置する事で海上への油流出のリスクを回避しました。また、CO2の削減も同時に行い環境に配慮しました。海洋環境の保全と持続可能な建設活動を両立させる、具体的な方策として有効に機能しました。工事名:東関東自動車道 潮来工事潮来市は早場米の産地であり、現場周辺には広大な水田が広がっています。また、供用中の東関東自動車道および県道と隣接しています。本工事では、土工(盛土・切土)やボックスカルバート築造をメインで行うため、土工施工中の外部への土砂流出やコンクリート打設後に発生するの洗い水等の排水について、対策を行う必要があります。(工期:2022年11月17日~2025年11月30日)現場車両にはハイブリッド車を採用し、現場詰所にはソーラーハウスを導入しています。さらに、ソーラー式定点カメラを設置し、現場の状況把握においても電力を自給自足できるようにしました。特に環境面では、大規模なコンクリート打設時に発生するアルカリ性の水が場外へ排出されないよう、pH処理機を使用して中和処理を徹底しています。また、土工(砂)作業においては、砂が排水路や周辺の水田へ流出するのを防ぐため、排水箇所にバイオログフィルターを設置し、水質汚濁のリスクを最小限に抑えています。重機故障や事故等による油流出のリスクに備え、油吸着分解剤とオイルマットを常備しており、迅速な初期対応が可能な体制を整えています。27東北支店工事部S所長東京支店工事部U所長Copyright MIRAI CONSTRUCTION CO.,LTD.
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