CSR報告書 2024 - みらい建設工業株式会社
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環境活動環境活動ゴルフ場跡地を、環境と共生する太陽光発電所へ転換ICT施工で、大井川港における航路確保と海岸保全を実現工事名:(仮称)栃木県鹿沼市口粟野(トミーヒルズGC)この工事は、閉鎖されたトミーヒルズゴルフ倶楽部を、環境負荷に配慮した太陽光発電施設へと転換するプロジェクトです。また、敷地内の調整池では法面崩落などにより機能が低下していたため、発電施設構築と並行して修繕工事も実施しました。雑木の伐採、排水施設の復旧、法面修旧などを行い、調整池本来の機能を回復させました。(工期:2024年9月2日~2025年8月29日)プラスチックごみの削減とCO2排出量削減を目指し、様々な環境配慮への取り組みを進めました。その一環として、「WATER STAND(ウォータースタンド)」を設置し、事務所職員へのマイボトルの配布と使用を積極的に推奨しました。また、省エネルギー化のため、事務所外周には太陽光自動蓄電式で夜間に自動点灯するライトを設置しました。工事現場においては、大規模な造成や伐採工事を避け、既存の地形や環境を最大限に活かしました。バンカーの埋め戻しや、作業通路(カート道)周辺の樹木剪定のみに留めることで、自然景観の保全にも配慮しています。工事名:令和5年度社会資本整備総合交付金事業(防災・安全)(明許繰越)大井川港航路(港口部)埋没対策ほか浚渫工事大井川港の航路埋没を防ぐため、ポケット部と航路部のグラブ浚渫を行いました。浚渫された土砂は、駿河海岸の浸食対策として海上養浜に活用しました。事前調査の結果判明した硬質な海底地盤への対応として、大型の浚渫船と運搬船を投入しました。また、作業性(生産性向上)のため、浚渫システム(SV Navi:GNSSアンテナ、自動潮位計、グラブモニターを併用し、浚渫位置、浚渫深度を可視化し、モニターで□認できるシステム)を活用したICT施工を実施しました。(工期:2024年9月6日~2025年3月10日)日常安全管理書類や土砂運搬船の検収記録を電子データ化し、クラウド上で一元的に□認・整理するシステムを導入しました。電子化の推進により、書類の作成から□認、整理に至るまでのプロセスが大幅に簡素化され、現場全体の生産性向上に大きく寄与しました。同時に、デジタル化された環境は、情報共有の迅速化やペーパーレス化を促進し、作業環境の改善にも繋がっています。さらに、プリンターでの印刷や大量の用紙が不要になったことで、資源の節約にもなりました。28東京支店工事部T所長中部支店工事部S所長

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