TECHNOLOGY

技術紹介

海上浮体設備位置管理システム

海上浮体設備位置管理システム(NETIS:THK-160001-A)は、排砂管等の海上浮体設備の数か所にGPS位置情報を発信するスマートフォン等を設置し、作業指揮者が乗船する引船のPCに浮体設備の計画位置と現在位置を表示させます。浮体設備の位置を微調整する押船は、このPCと同じ画面を表示するタブレット端末を見ながら計画位置まで設備を移動して設置します。 このシステムを使用することで工事の効率化や安全性の向上が図れます。

「海上浮体設備位置管理システム」の機能概要図

特徴

  1. 複数人で行っていた旗入れ作業が不要になるため、省人化が可能です。
  2. 旗入れが不要であり、スマートフォン等の位置情報を発信する機器は浮体設備に磁石やロープ等で取り付けるため、一般航行船舶等の運航に影響を与えません。
  3. GPSを利用しているため、霧等の影響を受けずに浮体設備の位置情報を得ることが可能です。
  4. 付帯設備の位置情報を、各作業船のPCやタブレットで共有できるため、誘導を的確に行うことが可能です。
  5. 作業終了時にスマートフォン等を回収するため、航行船舶や環境に影響を与えません。
  6. 長時間稼働できるバッテリーを使用することで、フローター管の位置管理にも使用可能です。

排砂管誘導時の画面

排砂管位置情報共有の事例

フローター管位置管理の事例