TECHNOLOGY
技術紹介
港湾や河川・湖沼等から発生する泥土を第4種発生土以上の有用土に改質する工法です。施工は、対象となる泥土に石こう系の添加材を混合し天日乾燥を行い、その後、通常の盛土材と同様に締固めを行います。混合方法は特殊な機械を用いることなく、既存技術を利用します。
1.2~3日でハンドリング可能な強度(qc=200kN/㎡)を発現します。
2.通常の天日乾燥よりも短期間で脱水します。
3.泥土の減容化が可能です。
4.安定処理土は水浸時の再泥化・暴露劣化が抑制されます。
5.通常の盛土材と同様に扱える土に改質されます。
6.中性の土ですので、植生土壌としても利用できます。
「処分場を延命化させたい」、「新たな処分場が確保できない」などの課題に応えることができます。
石こう系添加材はセメントなどの固化材よりも初期の強度発現が早いので泥土を処理し、「即日現場から持ち出す設定」も可能です。
処理土は、「中性で廃棄物ではない通常の土」になりますので、盛土材や埋め戻し材として利用することができます。植栽土壌としての利用も可能で、自然環境(生物や水質)への影響が非常に小さな処理土です。
処理土は、耐水性があり、再泥化しないため「将来的に地下水位以下になる箇所への盛土」に利用可能です。
「機械的な脱水処理工法より経済的」に脱水(減容化)できます。処理する泥土が少量である場合でも、特殊なプラント等が必要ないため経済的です。