TECHNOLOGY

技術紹介

港湾ICT

4Dエコー(浚渫工での使用事例)

4Dエコーは、視界ゼロの水中においても、リアルタイムに水中の状況を3D映像として見ることができます。
港湾工事において4Dエコーを使用して「見える化」することで、安全性、作業効率及び施工精度の向上が期待できます。

特徴

  1. 4Dエコーは、リアルタイムに水中の状況を4 次元(X、Y、Z、時間)で計測する技術です。
  2. ソナーヘッドから、最大50°× 50° の視野に、縦128 本、横128 本、合計16,384 本の超音波を同時に立体的に照射し、3D 映像を表示します。
  3. 水中の複雑な構造物の3D座標を取得できます。

測量船での使用事例

ブロック据付工での使用事例


海底から陸上までの地形計測技術

ドローンとラジコンボートとナローマルチビームを使用し、海底から陸上までの連続した地形を迅速かつ安全に3D化することができます。計測結果は、測量データ処理システム(MC-Field)を使用して解析・統合・図化します。

特徴

ドローン

GNSSとカメラを搭載して空中写真測量を行い、陸上部の地形を迅速に計測します。1日かかっていた一般的な陸上測量方法に比べ測量時間は20分程度と効率的です(当社事例)。

ラジコンボート

GNSSとソナーを搭載して浅い水域の地形を迅速に計測します。従来の測量船では測量できない浅瀬や人が立ち入ることが困難なヘドロ状の場所でも迅速かつ安全に測量できます。

ナローマルチビーム(音響測深機)

測量船にGNSSとナローマルチビームを搭載し、海底の地形を計測します。一度に100本~250本の超音波を扇状に送受信するため、海底面を面的かつ迅速に計測できます。

測量データ処理システム(MC-Field)

計測結果のXYZ点群データを1m×1m等にグリッド化し、コンター図・断面図・俯瞰図等に2D・3D図化します。また、データの差分処理、土量計算、出来形ヒートマップ作成も可能です。

浚渫・埋立工事での使用事例
浚渫・埋立工事での使用事例

浚渫工施工中の俯瞰図(ナローマルチビーム測量結果)
浚渫工施工中の俯瞰図(ナローマルチビーム測量結果)

測量データ処理システム(MC-Field)
測量データ処理システム(MC-Field)