TECHNOLOGY
技術紹介
近年の船舶大型化のニーズに応え、かつ既存施設を有効活用するために、既設岸壁を増深する事例が増えています。可塑性グラウト増深工法は、既設の重力式岸壁・護岸を対象とし、捨石マウンド内の一部に可塑性グラウトを注入・固化した後、前面の捨石を掘削して増深する工法です。法線を変更せずに、供用しながら2~3m増深できます。
なお、本工法は、(国研)港湾空港技術研究所と(一社)日本埋立浚渫協会との共同研究において開発し、(国研)港湾空港技術研究所から委託された「革新的社会資本整備研究開発推進事業」において実用化した技術です。
増深工法のイメージ
施工状況
可塑性グラウトの性状の特徴
令和6年度日本港湾協会 論文賞
以下のリンクから、関連資料をダウンロードできます。
本資料は、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所の委託研究として、五洋建設株式会社、東洋建設株式会社、東亜建設工業株式会社、若築建設株式会社、あおみ建設株式会社、株式会社本間組、みらい建設工業株式会社、りんかい日産建設株式会社が実施した革新的社会資本整備研究開発推進事業の成果を取りまとめたものです。