SQS(スーパークイックスプレー)工法
コンクリート構造物における、塩害・水密性(防水性)及びアルカリ骨材反応等の対策を目的とした表面被覆工法であり、新設および既設の構造物に適用できます。
耐海水性、耐候性等に優れ、屋外露出防水にも使用でき、必要に応じて使用する顔料、トップコートで希望色に調合が可能で、景観対策にも使用できます。
また、土留壁に直接防水膜を形成して構造物を構築する先付防水方法も可能であります。
特徴
- 既設構造物内の鉄筋位置における塩化物イオン量が、将来的に腐食限界量に達する場合、事前に本工法を適用することにより、電気防食工法や大規模な断面補修を行わずに、施設を健全なまま保てます。
- SQS防水材は10~20秒でゲル化硬化し、平面以外の、立面、天井面でも垂れずに、均質かつ強靱で継目のない防水膜を形成することができます。
- ひび割れ追従性試験にて、変位は8mm以上が確認され、高いひび割れ追従性能を有します。
- 「自動監視制御吹付システム」により、材料混合で一定時間管理基準値から外れる状態が続いた場合に、吹付けが自動で停止します。このため、不均質な塗膜の形成を事前に防止でき、品質確保の向上が図れます。