TECHNOLOGY

技術紹介

竹資源の有効活用への取り組み

生活様式の変化により竹の需要が減少し、それに伴って生産者も減少しています。
その結果、適切に管理されない放置竹林が拡大しています。
特に郊外では竹林の拡大が著しく、人が立ち入ることさえ困難な状態になっています。
かつては、身近な資源として利用されていた竹ですが、現在では社会の「やっかいもの」と見なされるようになっています。
こうした課題がある一方で、竹が持つ「排水性」「しなやかさ」「再生可能性」に着目し、その優れた特性を生かしてさまざまな用途に利用されるようになっています。

(一例)
足場材、舗装材、補強材、コンクリート補強材、工芸品、箸、紙、抗菌材、食材、肥料、バイオマスプラスチック原料など

当社の取り組み

竹資源を活用した会社案内

当社の会社案内には、日本の竹を原料とした環境配慮型の用紙を使用しています。
竹は成長が早く再生可能な資源ですが、伐採後の活用先が限られているという課題があります。
当社では、そのような国内の竹資源を有効活用することで、資源循環の促進と環境負荷の低減に取り組んでいます。身近な印刷物にも日本の竹資源を取り入れることで、持続可能な社会づくりに貢献しています。

竹杭による液状化対策

地震時の液状化被害を軽減するため、竹の排水機能を活用した「竹杭による液状化対策」の研究を進めています。地中に設置した竹杭が排水経路となることで、地盤内の過剰な水圧の上昇を抑え、液状化リスクの低減を目指す技術です。
大学や企業との共同研究を通じて、その有効性の検証を行っています。

社員による「特定非営利活動法人日本の竹ファンクラブ」への参加

当社社員は、「特定非営利活動法人日本の竹ファンクラブ」が実施する竹林保全活動に参加しています。
竹林整備や竹資源の活用に関する活動を通じて、放置竹林の拡大防止や環境保全に貢献するとともに、地域の皆さまとの交流を深めています。
また、竹に関する知識や技術を学びながら、竹資源の活用方法を検討し、地域課題の解決につながる活動を推進しています。
今後も、活動への参加を通じて環境意識の向上や地域社会とのつながりを大切にしてまいります。

持続可能な地域づくりへ

竹林整備によって得られた竹資源は、液状化対策技術の研究や竹紙製品への活用など、さまざまな形で有効利用されています。
当社は、竹を「地域課題」ではなく「地域資源」と捉え、竹林の保全から資源活用までを循環させることで、防災・環境保全・地域活性化に貢献しています。今後も地域の皆さまと連携しながら、持続可能な社会の実現を目指してまいります。